2025年6月15日(日)、徳島グランヴィリオホテル(徳島市)にて第42回定期総会を開催しました。
はじめに納田理事長より「当会が設立され42回目の定期総会を無事に迎えることができた。会員皆様をはじめ、役員、事務局のご協力によるものであり、感謝申し上げる。現在、事務局は人手不足だが、引き続き運営の効率化を図るとともに、役員・事務局一丸となって邁進していく」との挨拶がありました。
次に、当会会員でもある仁木博文厚生労働副大臣と、竹田智雄全国保険医団体連合会会長より来賓祝辞を頂戴しました。仁木副大臣は祝辞の中で「物価高騰や人件費の増大により、医療機関を取り巻く経営環境は厳しい。2026年度の診療報酬改定では、地域医療機関を守るため、予算の取り合いを脱してネットプラス改定となるよう与党内でも議論をすすめていく」と述べました。
続いて各議案(①24年度活動まとめ ②決算・監査報告 ③25年度活動方針 ④予算案 ⑤事務局就業規則の変更案)の説明が行われ、全会一致(出席11名、委任状209名、会則18条成立要件会員の1/8以上)で承認されました。
最後に「国民皆保険制度を守り、社会保障の拡充を求める」決議を採択し、無事閉会となりました。
第42回定期総会にあたり、衆参国会議員、徳島県知事、徳島市長、徳島県議会議員、徳島県・徳島市医師会、生命保険各社、全国保険医団体連合会はじめ全国各地の保険医協会・保険医会から祝電・メッセージが寄せられましたので、この場をお借りして御礼申し上げます。
(報告:理事・山﨑泰文)

なお、定期総会に先立ち、記念講演会を開催し、保団連の竹田智雄会長に『医師・歯科医師と患者がともに喜べる医療制度を目指して』をテーマにご講演いただきました。保団連会長就任の決意と自身の署名活動の体験、国民皆保険の歴史、金儲け主義をのりこえ、患者・国民の命と健康、暮らしを守り、医療社会保障の充実を求める運動と、保団連の「医療への公的支出を増やす3つの提案」についてお話しいただきました。
医師・歯科医師が診察する以外にも、患者・国民のため、医療改善のためにできることがあるのではないかと思う、などの感想が寄せられました。(事務局)

講演する保団連の竹田会長